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カウンセラーだより
非認知能力
・子ども一人ひとりの成長を理解し、育てます。
一人ひとりに合わせた関りを常に考え、保護者と共に理解を深めます。

みなさんは世界で注目をされている「非認知能力」という言葉を聞いたことがありますか。科学の発達で、現代に生きる我々は便利な生活ができますが、地球規模では環境、難民、貧困などの問題が山積みです。20世紀までは認知能力の中心の教育だけでしたが、21世紀はそうもいきません。問題解決や困難を乗り切るのに必要な能力について先進国が研究した結果、壁にぶつかったときにアイディアをいくつも出せる発想力、心配から学んで挑戦する粘り強さが必要になってきます。この発想力や挑戦心こそが私たちに必要な「非認知能力」になのです。数がわかる、字がかけるなど、IQなどで測れる力を、「認知能力」と呼ぶ一方で、IQなどで測れない内面の力を「非認知能力」と呼んでいます。世界の中で良い仕事をした人は、みんなおしなべて高い「非認知能力」を持っていることがわかっています。現在、先進国では、この「非認知能力」を高めるような幼児教育。保育へと方針転換し始めています。私たちは「文字が読める、うまくブロックを積み上げられる、三角形と四角形を区別できる」といった、目に見えて知的に賢くなったと感じる認知的な能力を重視しがちです。しかし、幼児期には認知的な能力を高めることが、その後の人生の安定や成功に繋がることとは、関係ないことがわかってきました。大事なことは、うまくいかないときにあきらめずに「どうしてかな?」「こうやってみようかな?」「これならだめかな?」など、あくまで目標の達成まで頑張る姿勢を身につけることです。我慢できること、感情をコントロールする力なども大事です。そのような力は一生残ります。大人になって社会で成功する力に繋がるのです。「非認知能力」こそ、生きていくために必要な力、これからの社会の中で生き抜くために必要な力なのです。

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